情報治療家養成講座
「情報治療家」とは私が作った造語であり、私自身が現 在、実践して、磨き続けている新しい治療家のスタイルです。(自己紹介は後ほど)
情報治療家には3つの意味が込めれています。
1:情報発信で集患する治療家
SNSなどを通じて情報発信をすることで自らの、もしくは自院の影響力を上げ、集患を達成していく治療家のことを言います。
これが僕自身も実感していますが、情報治療家の最も実利的なダイレクトなメリットになると思います。そして、このメリットがとてつもなく大きいというか、むしろ、コレなしでは今後、厳しくなっていく一方だというのは、皆様も薄々感じておられるはずです。
2:情報発信習慣で成長する治療家
情報発信をするということは、習慣化することを意味します。
なぜなら、広告とは違うので、一発、患者さんを引きつけるキャッチコピーを看板やネット上に置いておけば良いわけではないわけです。
できるかぎり、毎日、何かしらの情報を発信していく必要があります。
それを限られた時間の中で心身ともに持続可能なものにしていくために習慣化は必須です。
その結果、人間的にも、そして、治療家としての知識レベルでも自己成長が加速します。なにせアウトプットを継続するためにはインプットをしないといけません。毎日、学び続けるくらいの自己成長力を発揮する必要があります。
ですから、必然的に治療家としてのレベルアップが達成できるわけです。
3:情報で治す治療家
そして、この3つ目の意味がとても大きいです。
これからの治療家さんは「手技」「スキル」で治す時代ではありません。
なぜなら、手技やスキルだけで治るほど、医学は単純でもカンタンでもないことが、どんどんわかってきているからです。
そうなったときに、いかに患者さんと情報のやり取りがうまくできるかというのが治療の成否をわけます。その意味は主に3つ。
1つ目は患者さんからいかに情報を引き出すかで、本当の原因に迫れるし、重大な病気の見逃す確率が減らせるということ。
2つ目はプラセボの活用です。
治療家の手技がなかなかエビデンスを構築できない一つの壁としてプラセボがあります。
偽薬とも言いますが、その手技の効果がプラセボなのか、本当の治療効果なのかを判定しようとした時に、プラセボを上回る治療効果を証明できないことがあります。
しかし、これは逆に言うと、プラセボ自体の効果の大きさも意味します。
治療家の手技・施術は『手当て』という言葉に代表されるように直接、体に触れて、動かすことが多いです。そうなった時に適切な関係や情報のやり取りができた上での施術ならば、それだけでプラセボ効果が高まるんです。これはプラセボを否定しないで上手に活用しようという意味です。
そのために患者さんとどういう情報のやり取りをして、信頼関係を築いていけるかが大きなポイントになることは言うまでもありません。
3つ目は患者教育です。
多くの医師が否定し、治療家さんも気づき始めた、ゴッドハンド手技の効果が思いっきり限定的であること。つまり、ゴッドハンドなんてないってことを考えると、別の治療軸が必要です。
その別の治療軸として、もうこれしかないだろうというのが「患者教育」です。
患者さんに対して、治療に関する、生活習慣に関する、セルフエクササイズに関する、様々な情報を渡して、患者さん自身が自ら症状を改善させていけるようにサポートする。
それを複数回の通院の中で達成していく。
この患者教育を主軸にすることで、エビデンスに基づいた指導もできますし、実際の症状改善効果が上がるのは明白です。
それは、手技だけで治らない、むしろ、治療院以外での患者さんの生活やセルフケアが重要だということにほとんどの治療家さんが気付いていることからもわかります。